Washington Times Beta
Washington Timesのサイトがベータプレビューを公開している。見た通りグラフィックスを主体としたコンテンツ作りになっている。トップページのコンテンツが記事の要約ではなく独立したツールようになっているのが特徴だろうか。それにしても、と思うのである。人間の思考は使う道具に強く依存するのだな、と。
刷新したサイトは須らくFirefoxやSafariに迎合した作りになる、ほとんどの場合。なるほど、いくらか便利な動性をコンテンツに持ち込む事が可能であろう。そして可能性があり続ける限り、人はそれを追及せずには居られない。サイトのインタフェースやそのコンテンツは強く道具に依存することになる。
The Big Browser
Firefox3.0のリリースが近づいてきた。インターネットでやり取りされる情報は原理的には自由であるし、この上での活動が形式を伴わない民主主義だとする論調もあながち間違いでも無いだろうと思う。しかしそれならなお更のこと、少数の意見は守られ、多数の意見は全体を動かすことにもなろう。マウス操作の難傾向や、ナヴィゲーションの視覚化が、コンテンツの受け取り手をどれだけ制限するのか。写真や動画によって閲覧者の想像をどのように限定してしまうのか。
C++0x Initialization Lists
対極的な一例を挙げよう。巨大で複雑だと形容されるC++の言語仕様は、好き嫌いはともかくとして(いやそれがまさに自由なのだが)、Bjarne Stroustrupが設計に強制を持ち込まないとする点を高く評価すべきだ。だって、こんな単純に思える部分でもこれほど自由を許しているのだから。
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