Knowledge holds the key to French defence (Financial Times)
フランスが防衛と国家安全保障を統合するとのこと。運用での柔軟な、悪く言えば非論理的な判断を嫌うフランスの国民性が現れているような方針だ。ルールを周知させそれに従う。変更が必要なら抜本的な改革を行う。なるほどPrologでコーディングをしていると、動的な変更が現れるプログラムはバグを生みやすいが、構造の変化を一時に集約するとバグはかなり回避出来る。
しかし防衛と国家安全保障が統合と聞くと世界大戦を連想してしまう。おそらくこの感覚は、それが対処する敵の構造の類似によるものだろう。大戦時の敵はむろん敵国であり敵の思想であったわけだが、その活動拠点は国外は当然として、国内の潜伏組織にある。これと戦う為に防衛が国家安全保障と情報を共有し連動する必要がある、という状況はそのまま現在の我々が直面している敵に置き換えても云えるのだ。だがこれは国策捜査を助長することにはならないのだろうかという心配がある。ましてや自由の国フランスである。いや或いは、フランスだからこそ自由に伴う責任を強く理解しているのかもしれない。
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